謎めいたクリーチャーとの遭遇―恐怖から得た教訓
みなさん、こんにちはだな。荒廃の世界を一人旅する雄のネコモドキ、マテオだ。先日、俺が山へ木の実の採集に向かった際に、予想外の出来事が起こった。その出来事なんとか伝えられたらと思う。
山肌に立ちながら、目の前に広がる風景に違和感を覚えた。何かの手が加えられたような人工的な山肌が、俺の目の前に広がっていた。すこし岩を削ると内側の空間につながったんだ、不思議な気持ちと興味本位で 俺はその空間に入り込むことにした。しかし、その決断が後に恐怖の出来事へと繋がっていった。
不思議な空間の奥へ進んでいくと、そこには廃墟と化した研究施設が広がっていた。かつて何かの研究を行っていたのだろう。施設内は錆びた機器や謎の装置などが放置され、謎めいた雰囲気が胸をざわめかせた。
俺は恐る恐る施設を探索していると、突然物陰から人型の巨大なクリーチャーが現れたんだ(写真の奴だ)。奴の真っ白な毛に覆われた大きな目が、俺にこの旅で初めての恐怖を感じさせた。奴の存在感は、何か不可解な力を秘めているようだ。
恐怖に支配されながらも、俺は奴に対して畏敬の念を抱き、奴が何を求めているのかを理解したいとおもっが、奴が全く感情や知性を持ち合わせていないと確信した後そんな馬鹿なことはやめようと改めた。今になって本当に馬鹿なことをしようとしたと思う。奴は明らかに異様な存在だった。
俺は奴を刺激しないように慎重にし、奴との接触を避けることにした。奴は、俺だけでなく人類にとっても未知の存在である可能性があり、その背後に何があるのかを想像することが難しいからな。
この出来事から学んだ重要な教訓は、恐怖に直面したときには冷静さを持ち、危険を冒すことなく安全を確保することが大切だということだ。荒廃した世界では何が待ち受けているか分からない状況が日常的であり、無謀な行動は身を危険に晒すことになる。
俺はこの経験を胸に、今後も冷静かつ慎重に行動して、自らの安全を第一に考えて旅を続けていこうと思う。未知なる世界での冒険は、楽しみと共にリスクも伴うが、それが旅の魅力でもあるのだ。
白い怪物との遭遇は、俺にとって決して決して忘れられない出来事となった。奴が持つ謎めいた姿が俺の心に深く刻まれ、俺の旅の暗い影の一部となったのだ。
さらばだ、物騒な研究施設よ。そして、ありがとう、生きている俺。
[追記]
俺が奴に目を合わせた瞬間、目の前の化け物に恐怖を感じた。奴の巨大な目が俺をじっと見つめているのを感じ、俺に迫ってくるかもしれんという不安が頭を駆け巡った。俺はゆっくりと後ずさりし、山脈を削った通路まで後ろ向きに歩いた。
通路に辿り着くと、振り返る勇気が湧いた。無我夢中で走りながら、奴から逃れるようにしてその場所を後にした。背後には謎めいた存在がいるかもしれないという思いは俺の胸を締め付けたが、俺は怖さに負けずに足を急いだ。何度転び掛けてもそのたびに立ち上がり、転げるようにして走り続けた。
悪夢にうなされた後にこれを記す。今の俺は何気ない物音でも飛び上がるくらい驚いてしまう。今ばかりは孤独を呪う。